宝塚に恋して

美しいものを見ることには価値がある。

月組「ピガール狂騒曲」感想

BS NHKで放送された月組「WELCOME TO TAKARAZUKA」「ピガール狂騒曲」を観ました。

ピガール気になってたので嬉しい☺️💓

「WELCOME TO TAKARAZUKA」はお正月のときにも放送されたのを観ておりましたが、やっぱり日本物は好みじゃなかったので割愛😢(ごめん)

 

 

全体的な感想

面白かった!!!!

明るくてストレスなく観ることができました。

トップスターが男装した女の子の役という設定にはビビりましたが、結ばれたイケおじがマジでイケメンだったので問題なかったです。

もう一役・ヴィクトールはちゃんとイケメン(性格もイケメン)だったしね!😊

 

お衣装も舞台セットも可愛い

なんかもう舞台上のもの全てが可愛かった〜🥺🥺💕

特に好きなのはガブリエルの黒と白のストライプのお洋服と、パレードのお衣装!

パレードは舞台全体が綺麗なトリコロールになってるのがすっごく可愛い〜💓

大多数は真っ白・トップ娘役がくすみブルー・2番手がくすみピンク・トップスターが白のお衣装に大羽根がトリコロール

っていうのがもう本当に最高!!!色味も天才だと思う😭😭

 

キャラクターも良かった

どのキャラクターも良かった〜!

お役とキャストさんの感想が以下のとおり💛

 

ジャック/ヴィクトール(珠城りょうさん)

始めは二役ちゃんと見分けられるか正直自信がなかったのですが、全く問題なかった!

ジャック(ジャンヌ)は男役にしてはきゅるきゅるしてるな〜可愛いな〜って感じ。ときどき思い出したようにキザに振る舞うところが可愛い。

その後にヴィクトールとして出てきたときのギャップよ👏👏

イケメンだ〜😢😢

しかも相続した遺産を半分あげたい、と言って腹違いの妹を探すという聖人🥺

萌えました。(死語?)

 

ガブリエル(美園さくらちゃん)

今回もさくらちゃんの独特の台詞回しは大丈夫だった!🙌✨

歌上手だった〜😢💓

ガブリエルは美と知性を兼ね備えた自立した女性作家。

それだけ頭が良いのにジャックの策略にハマって結局は自分から舞台に立つと言いに来たり、その条件をジャックをパートナーにすることだと平然と述べたり、ほぼ初対面のヴィクトールと結婚したりと意外と直感で動いている

おそらくこれは「自分で選び自分で決める」という彼女の信念の表れなんでしょう。好きだわ〜。

勘違いをしてしまうところもまた可愛いです☺️💕

あと、さくらちゃんは正面ももちろん美人さんなんだけど、横顔がめちゃくちゃ綺麗ですよね🥺💕お人形さんみたい☺️💓

 

シャルル(月城かなとさん)

IAFAでの月城さんが脳内にチラついて、今回も悪役か…??と身構えていたらめっちゃ良い人。

疑ってごめん✋🌟

順調とは言えないムーラン・ルージュの再興のために、話題作りとしてガブリエルを舞台に立たせよう!と頑張る支配人のイケおじ。

ジャックに説得されたガブリエルを説得するためにジャックを説得する展開には思わず笑ってしまいました。あの場面めっちゃ好きです。

もしかしてこの人はオモシロおじさんなのか??

と思ってたら、ムーラン・ルージュへの想いや団員たちを大事にしていることが分かり、

えっめっちゃイケメンじゃん、、、🤯🤯

と思い直しました。

あれはジャックじゃなくてもキュンとするよね???!!!

結局ガブリエルとジャックの初舞台は失敗に終わるわけですが、それでもなんとか耐えて、さらにジャックの心配をする大人な対応にもグッときた…!

そうそうイケおじの魅力ってそこなのよ!!!大人なところ!!!優しいところ!!!

私がこの作品で1番好きなキャラクターはシャルルおじさんに決定🎉🎉

 

ウィリー(鳳月杏さん)

この人もイケおじ。出番がちょっと少なかったのは残念😢でも顔が良かったからヨシ!

愛人がいながら妻・ガブリエルにゴーストライターをさせて作家としての名声を得る悪役。

メインキャラクターで唯一古い価値観を持った存在ですが、イライラしなかったのが凄い。

これについては後述します。

 

レオ(暁千星さん)

この人は若いイケメン。

あんまり台詞はなかったけど、顔が良かったのでヨシ!

私が今回の暁さんで驚いたのはダンス!😳

ダンスめっちゃ綺麗だった、、、、

私はバレエをかじってすらいないので技術的なことは全く分からないのですが、でもすっごく綺麗だと思いました!

 

ストレスのない展開が良かった

冒頭にも書いたとおり、イライラが全くなかったです。最後まで気持ちよく楽しく見ることができました🙌✨

その要因として、以下の2点が考えられます。

 

①誰もガブリエルやジャンヌを否定しない優しい世界

厳密に言うと、「ウィリー以外の誰も」ですが笑

私がこの作品で少し驚いたのは、ガブリエルのゴーストライター発言を誰も否定しなかったことです。ウィリー以外のメインキャラクターは「女性は物書きになれない」という古い価値観に染まっていないことが窺えます。彼女の離婚に関しても、むしろ都合が良いと喜んでいたし笑

また、ジャンヌが男装していた点についても、驚きはすれど、誰もそれを咎めたりしませんでした。(尺の問題もあるかもしれないけど笑)ヴィクトールの「何か事情があるのだろう」という発言が周囲の総意に思えます。

舞台は失敗したけれども誰も責めないし、むしろ互いを案じるキャラクターたち。優しい世界は見ていて心に沁みました。

 

②悪役がジャンヌ&ヴィクトールに騙され振り回される

この物語の悪役は古い価値観を持つウィリーと、ジャンヌを借金のかたに売ろうとするマルセル一派。

特にウィリーは「自立した女性」の敵ですからイライラしそうなものですが、それも無かったですね。

彼らにイライラしなかった恐らく1番の理由は、瓜二つのジャンヌ&ヴィクトールに最も騙され振り回された人たちだから!

観客側としては真実を知っているので、その様子がギャグになって痛快に感じるんだろうと考えます。

まぁあとは単純に彼らの出番が少なかったことと、割とポンコツなので妨害がなかったこともあると思います!笑

 

おわりに

ピガール、めっちゃ良かった!笑

舞台が常にクラシカルで美しかったしね🥺

あんまりトップコンビ萌えの要素はなかったけど、面白かったので良いと思います🙌

 

たまさくトップ作品でまだ観てないのは、「夢現無双/クルンテープ」「ON THE TOWN」かな。後者は映像化されていないようだし、和物はあんまり好みじゃないので、クルンテープをそのうち観たいです!💪✨(雨に唄えばも気になる)

 

そしてシャルルおじさん、最高でした。