宝塚に恋して

美しいものを見ることには価値がある。

花組千秋楽に寄せて

 

明日は花組「巡礼の年」「fashionable empire」の千秋楽。千秋楽だけでも出来そうで良かった!東京がほぼ消えたのは本当に残念ですが…😢

 

 

初めて自分のチケットが消えた

私のチケットも消えてました笑

まぁこんだけ中止になってたら無事な方がレアですよね…😂笑

実は自分の行く予定だった公演が中止になったのは初めてで、これほど喪失感がスゴいのかと。

でもこれ退団者ファンはもっと辛いですよね〜〜〜😢😢

けどこればかりは誰も悪くないので仕方ない…😂

 

友人と行く予定だった

今回は宝塚初観劇の友人と一緒に行く予定だったのでさらに悲しくて🥲

ショーでは音くりちゃんと舞良組長のデュエットがあるという話でしたから、私はもちろん楽しみにしていたし、「これは是非とも聴いてほしい!」と思ってたんですよ…!!!😭😭

 

予習もしていた

そして実は初めて予習もしていました笑

まず世界史をさらっと勉強し、それから「巡礼の年」に関係しそうな以下2冊の本を上から順に読みました。非常に面白かったので感想も書きます。


浦久俊彦「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」

まずとても読みやすかった!

筆者も書いているとおり、私みたいな音楽初心者でも分かりやすくて有難かったです笑

リスト自身に関することは勿論、当時の価値観や歴史についても記述があるので、ページ数は少ないのに情報量が多くて勉強になりました!

そのおかげで次の本も読みやすくなったと思います。

 

フランツ・リストフレデリック・ショパン その情熱と悲哀」(八隅裕樹訳)

上記の本で「上級者向けの本」として挙げられていたので、悩みましたが読みました笑

結果としてそのとおりで、私にはかなり難しかったです。

なぜなら当時の音楽家や詩人などの人名がバンバン出てくるし、神話や詩を使った例えが多いから。笑

しかし、訳者が独自に注釈を付けてくれているため、読むのを断念することは避けられました。

 

なによりリストがショパンのことを考えてこの文章を書いた(日本語ではないが)と思うだけでロマンですよ…。

まずショパンの祖国の話から始まりますからね。リストのショパンへの愛がスゴいです。

しかも先に読んだ本によると、リストはこれを約1年で執筆し、その間にはショパンが得意としていたポロネーズマズルカを作曲したとのこと!(それもショパンが生きていた頃には作曲していなかったそう)

なんかもうこのときのリストはどんな気持ちだったんだろう…って想いを馳せてしまう…。

 

そして魅力的なのが文体!

一気に読むのが勿体ないくらい、文章がめちゃくちゃに美しかったです…!!!

 

退団者に拍手を送れなかったのが悲しい

公演に行けなくて1番悲しかったのは、退団者に直接拍手を送れなかったこと。

特に音くり寿ちゃんは今回のパレードで単独真ん中降りとのことだったので、それを生で観たかった…。

音くりちゃんは歌が上手だから退団が本当に悲しい。

まどかちゃんや峰里ちゃんも歌ウマだけど意外と地声は低いので、高めで透明感のある歌ウマさんは割とレアな気がする。

でも音くりちゃんは外部でも大活躍だと思うので、それをまた楽しみにします!👊

 

おわりに

早くコロナが収束しますように!!!!