先日、話題になっていた上田久美子先生の記事を私も拝読しました。
20代の若者の1人として、私の思ったことをつらつら書きたいと思います。
記事を読んだ感想としては「なるほど、だから宝塚歌劇団を退団したのね」という感じ。
作品として良いものを目指して作ったのに、観客は作品自体ではなく推し(出演者)に目を向けるのだから、それに対して違和感を感じるのは当然だと私は思います。
演出の経験はないので想像ですが、おそらく
「出演者を輝かせる作品を創る」
「作品として良いものを創る」
のどちらを目指すか、どちらが向いているのか、という話なんじゃないかな。
宝塚歌劇では前者の方が喜ばれるけど、ウエクミ先生は後者がやりたいんだろうなって。
もちろん作品自体の完成度も宝塚歌劇には求めているけれど、私の場合は後者のみでは何となく嬉しくないんだよね。作品としては面白いけど推しはカッコ良くないので何度も観たいとは思わない…みたいな。
余談ですが今の宙組公演を二度観劇しまして、やはり推しのいる舞台は最高だな!!!!推しがカッコいいからヨシ!!!!!
と思いました笑
(感想記事はいま書いている途中です)
ごめん。私は推しが好きだ。
本題に入ると、なぜ出演者で観劇する舞台を選ぶのか。舞台上に推しが出ていることが必要なのか。
それはひとえに「失敗したくないから」だと思います。
少なくとも私はそう笑
宝塚歌劇以外の舞台も観たいとは思うけど、なかなか踏み出せない。
なぜなら、舞台は面白い保証が実際に観るまでないから。
でも推しが出演していれば、面白くなくとも「推しが見れた」という価値が生まれるから、そこにかけた時間やお金は無駄にならない。
仮に推しが出ていなかったとして、
「面白いかもしれない舞台を少なくない時間とお金をかけて観に行く」
「もし面白くなかった場合、この時間とお金は無駄になる」
この二つが頭を巡った結果、後者が圧倒的に勝つ。
月500円で映画が見放題の時代に、3時間弱の面白くないかもしれない舞台に1万円も出す勇気がない。コスパが悪いとすら思う。
それなら1万円は、もっと確実に楽しいことに使いたい。
これを解消するには、「失敗してもいい」と思える、そして舞台を身近に感じる環境が必要だと私は考える。
例えばチケット代が割引や税金の控除になるとか、芸術鑑賞に使える休日を有給とは別に設けるとか。
U25チケットの存在とか、観劇趣味のない人はあんまり知らないと思う。
あと、舞台作品の情報は自分で調べないと入ってこないし、どこにどんな劇場や劇団があるのかも知らないために調べ方も分からないので、大規模な舞台でなくとも情報があちらから入ってきてくれると嬉しい。
あくまで何の勉強もしていない素人の考えですから、至らないところも多くあると思いますが…。
でもウエクミ先生の作品をこれからも楽しみにしてることは確かです!!!